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保安院が原発ストレステストの結果を京都・滋賀に説明

経済産業省の原子力安全・保安院は、再稼働が検討されている関西電力大飯原発3号機4号機の安全評価の結果を説明するために、京都と滋賀を訪れました。 両府県の知事は再稼働に反対、もしくは慎重な姿勢を示しました。 原子力安全・保安院の担当者は、安全評価の結果を説明をするため、京都府の山田啓二知事の元を訪れました。 保安院は今年1月、福井県にある関西電力大飯原発3号機4号機のストレステストの1次評価を「妥当」と判断し、原子力安全委員会も「問題ない」とする確認結果を出しました。 しかし、説明を受けた山田知事は、現段階での再稼働について、反対する意向を保安院に示しました。 【京都府 山田啓二知事】 「今の段階では、まだ安全性としては、完全になっていないという事ですか」 【原子力安全・保安院審議官】 「安全性というのは、中々難しい言葉で、どこまでのというのはあります」 【京都府 山田啓二知事】 「原発をどんどん動かして下さいということを、地元の知事として、言う気持ちはありません」 この後、保安院の担当者は滋賀県にも説明に訪れましたが、嘉田知事は再稼動について慎重な姿勢を崩しませんでした。 【滋賀県 嘉田由紀子知事】 「ストレステストの実施結果の評価のみで判断されると困る。福島の事故の原因究明がはっきりできていないのに、どうして対策がとれるんでしょうかと」 政府は、原発が立地する「福井県」と「おおい町」の理解を得たうえで再稼働について最終判断することを検討しています。

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