大阪府泉南地域のアスベスト被害をめぐる裁判で大阪地方裁判所が国の責任を認める判決を言い渡したことを受け、原告団が29日、東京で政治判断による早期救済を訴えました。
【原告・山田哲也さん】
「国は早期解決に着手してください。もうこれ以上、泉南地域の人々をいじめないでください」
29日朝、首相官邸前で悲痛な叫びをあげた泉南アスベスト訴訟の原告たち。
泉南地域のアスベスト被害を巡っては大阪地裁が28日、「健康被害を予見できたのに、適切な対策を怠った」として国の責任を認め、総額およそ1億8000万円を支払うよう命じました。
一方で、別の原告たちが起こした同様の裁判では、大阪高等裁判所が国の責任を認めず、司法の判断がねじれています。
原告たちは「早期解決のためには裁判で争い続けるのではなく、政治判断による救済が必要だ」と訴えていて、厚生労働省に対し、大臣が直接原告と面会して被害の実態を把握するよう求めました。
【原告・山田哲也さん】
「泉南の原告はもう体がボロボロです。厚生労働省って、人の命を守ってくれると思っていますが、間違いですか?」
判決の重みと、原告の切実な願いを国はどう受け止めるのでしょうか。
救済には一刻の猶予もありません。
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