神戸市交通局の労働組合が、市バスの営業所の中で19年間にわたって無許可で喫茶店を営業していたことがわかりました。
モーニングは午前10時までで200円。
鯖の塩焼き定食は450円。
ここは神戸市交通局の市バスの営業所です。
2階の休憩室の中に、なぜか喫茶店が…。
【記者リポート】
「この喫茶店では、飲み物のほか、キムチ焼き飯など食事のメニューが20種類ほどあり、街中の喫茶店の変わらないほど充実しています。しかし、無許可で営業していたということです」
神戸市によりますとこの喫茶店は、交通局の職員でつくる「神戸交通労働組合」が、19年前から職員向けに営業していました。
しかも、飲食店を営業する際に必要な保健所の許可を取っていなかったということです。
そして神戸市はこれを黙認し、光熱費も徴収していませんでした。
【神戸市交通局の担当者】
「休憩室にカウンターを設けたということで、そういう手続きが必要という認識がなかった。労働組合との馴れ合いと言われないような関係で、一定の距離を持って仕事をやっていきたい」
組合は今年2月に匿名の告発を受け、先月になって市や保健所の許可を取ったということです。
↧