大阪府泉南地域のアスベスト被害をめぐる裁判で国の責任を認めた大阪地方裁判所の判決について6日、国が控訴しました。
泉南地域のアスベスト被害をめぐっては、大阪地方裁判所が先月、「危険性を知りながら対策を怠った」として国の責任を認め、損害賠償を命じました。
一方で、別の原告たちが起こしていた同様の裁判では、大阪高等裁判所が国の責任を認めない判決を言い渡し、現在も最高裁判所で争われています。
これまでに病状が悪化した原告7人が亡くなりました。
このため原告側は、裁判を続けるのではなく、政治判断による早期解決を求めていましたが、国は6日「上級審の判断を仰ぐ必要がある」として控訴しました。
【小宮山洋子 厚労相】
「控訴をいたしますが、(原告は)長い間苦しんでおられるので一日も早く解決できるよう私としても努力していきたい」
原告側は「救済を先送りにすることは許されない」として、国に対し話し合いのテーブルにつくよう求めていく方針です。
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