神戸市の商店街が、宮城県気仙沼市の特産品を販売する株式会社を設立することになりました。
狙いは、息の長い復興支援です。
店内に掲げられた大きな大漁旗。
ショーケースには、三陸沖で取れた海産物がずらりと並びます。
東日本大震災で被災した気仙沼市の商店の支援を続ける神戸市の岡本商店街は、2月、特産品を販売するアンテナショップを2ヵ月間の限定で開店させました。
店内に並ぶ商品はおよそ100種類。
水揚げ量日本一を誇るサメを加工したグッズなども販売されています。
【買い物客】
「百貨店とかでしか買えないことがあるんで。神戸で販売されてて、沢山の人がきてくれたらなと思いますけど」
一日平均10万円近くを売り上げて、お客に好評だったため、店の継続が決まりました。
来月には気仙沼の事業者と合同で、株式会社を設立して、アンテナショップを経営していくことになりました。
【岡本商店街復興組合 松田朗さん】
「重要なことは長く続けること。商売人が商売人を支援する、商店街が商店街を支援する、こういう形で支援できると、続いて行くのかなと考えて、やりはじめました」
将来的には、大阪や京都、シンガポールにもアンテナショップを出店して特産品を販売する計画です。
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