京都・祇園の繁華街で車が暴走し、7人が死亡した事件で、警察は車を運転していた男の自宅などを殺人容疑で捜索しました。
京都府警は午後4時ごろ、車を運転していた会社員・藤崎晋吾容疑者(30)の自宅と勤務先に家宅捜索に入りました。
今回適用されたのは殺人容疑。
警察はその根拠として、藤崎容疑者が交差点に入る直前にクラクションを鳴らしていることなどを挙げています。
このことから、藤崎容疑者が通常の運転ができるなかでブレーキもかけず暴走を続けた疑いがあるとしています。
しかし、一方で、藤崎容疑者にはてんかんの持病があり、周囲から止められるなか、車の運転を続けていました。
警察は、藤崎容疑者の司法解剖で胸を強く打ったあとがあると発表しましたが、遺体の状況から発作の有無に関しては、司法解剖でははっきりしないだろうと話しています。
警察は、本人が死亡している難しい状況のなかで、家宅捜索などで押収した資料などをもとに詳しい原因の解明を進める方針です。
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