京都・祇園の繁華街で車が暴走し7人が死亡した事件で、車が最初に人をはねるまでの約150メートルの間、他の歩行者をよけるように走っていたことが分かりました。
事件の直前タクシーの後を走るのは、会社員の藤崎晋吾容疑者(30)が運転していた車です。
車はこの後、制限速度を超えるスピードでタクシーに追突し、さらに速度を上げて走り去りました。
タクシーについているドライブレコーダーの映像では、前方の狭い通りに歩行者や車がいるのが分かります。
警察の調べによりますと藤崎容疑者は、ここから交差点の手前で人をはねるまでの約150メートルの間、他の歩行者などをよけるように走っていました。
【交差点で信号待ちしていた人】
「先頭から2代目で停車していた。右横にギリギリ軽自動車1台分くらいのスペースが空いていた。(藤崎容疑者の車は)そこを猛スピードで」
交差点に侵入した藤崎容疑者の車は次々と人をはね、歩行者7人が死亡しました。
藤崎容疑者にはてんかんの持病がありますが、警察は人をはねるまでの間にハンドル操作をするなど正常な状態で運転していた疑いもあるとみて、殺人容疑で捜査しています。
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