梨の産地、徳島県鳴門市では、梨の真っ白な花が次々と咲いていて、一花一花に花粉を付ける交配作業が行われています。
鳴門市大津町に広がるおよそ100ヘクタールの梨園。
ここは「豊水」や「幸水」の産地として知られていて、今の時期には純白の花が次々と開花しています。
梨の花は開花してから2日から3日が交配の時期だということで梨園では朝早くから農家の人が大きな耳掻きのような道具で一花一花に、花粉をつけて行きます。
ことしは先月から今月にかけての冷え込みが影響して、開花が少し遅れているということですが、受粉が遅れると収穫量に影響してしまうため、農家の人たちは美しい花を眺める余裕も無く作業に追われています。
8月上旬には、甘い果汁がギュッと詰まった梨が収穫され、主に関西方面へと出荷されるということです。
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