大阪市で無理心中を図ったとみられるフィリピン国籍の女性に対し、大阪市の担当者らが９回に渡って家庭訪問などを行い、状況を確認していたことがわかりました。
15日早朝、大阪市中央区でフィリピン国籍の女性（29）と子供２人が首などに切り傷を負って倒れているのが見つかり、長男の斎須竜くん（６）が死亡、女性と長女が重傷を負いました。
大阪市によりますと、女性が去年５月に生活保護を申請して以降、児童相談所や市の担当者らが９回に渡って訪問や面接を行って、家庭の状況を確認していたということです。
【大阪市こども相談センター・岸本弘子 虐待対応担当課長】「特に虐待を疑われるご家庭ではなかった。（行政として）できることはかなりやったと思うが、残念な結果で、我々としても何ができたんかなと思う」
警察は女性が無理心中を図ったとみて、女性の回復を待って殺人の疑いで調べる方針です。
↧