京都・祇園の繁華街で車が暴走して歩行者7人が死亡した事件で、警察は、暴走した男が最初にタクシーに追突した後、パニック状態に陥った疑いがあるとみて調べています。
今月12日、京都市東山区で藤崎晋吾容疑者(30)が車を暴走させて歩行者7人を死亡させた事件。
警察は18日、藤崎容疑者の車を捜索し、車庫の鍵を1本押収しましたが、事件の原因に直接つながる手がかりは見つかりませんでした。
一方で、捜査は少しずつ進展しています。
最初に追突されたタクシーのドライブレコーダーには、追突された後もタクシーが止まらずにスピードが上がっている様子が記録されています。
【追突されたタクシー会社】「(タクシーの速度は)時速21kmから28kmに上がっている。(藤崎容疑者の車は)最低でも40km以上、50kmくらいは出ていたのではなかろうかと思う」
警察には、藤崎容疑者の車がタクシーに追突した際にタクシーを30mほど押していたという目撃証言が複数寄せられています。
【追突事故の目撃者】「最初は軽い接触だったが、後ろの車は止まることなくずっとアクセルを踏み続け、バキバキと(音がした)」
【追突された運転手】「当たった所ではなくもうちょっと先でテールランプが落ちていた」
またその後の調べで、藤崎容疑者が職場から運転し始めた時は異常がなかったことが判明…、大和大路通に入りタクシーに追突する直前から、車は加速を始めたとみられます。
藤崎容疑者はこの後タクシーに追突、警察はそこでパニックを起こした疑いがあるとみています。
警察はさらに、被害者が車にはねられたとみられる場所を明らかにし、四条通の反対側まで約20m跳ね飛ばされて死亡した人や、約50m引きずられたとみられる人もいました。
また18日、車から逃げようとしてけがをした人がいたことがわかり、犠牲者は7人、重軽傷者は12人となりました。
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