政府が再稼働を必要と判断した関西電力の大飯原子力発電所を18日、福井県の原子力安全専門委員会が視察しました。
福井県の原子力安全専門委員会の委員らは18日午後、大飯原発を訪れ、関西電力が進める安全対策の実施状況について視察しました。
委員らは非常用発電装置の接続訓練を視察し、非常時の電源確保や冷却装置を維持できるかについて確認しました。
また、災害時の対策拠点となる免震重要棟が完成する2015年度までに津波に襲われた場合、どの程度の対応がとれるのかを確認しました。
政府の再稼働の手続きに反対する大阪市の橋下市長は視察について次のように話しています。
【大阪市・橋下徹 市長】
「権威の判断というものを尊重しなければいけないので、国の原子力安全委員会がコメントを出さない以上、福井県の原子力安全専門委員会の皆さんに頼らざるを得ない」
一方、おおい町は今月26日に、再稼働について国の担当者を呼んで住民への説明会を開く予定です。
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