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学校選択制を問う「熟議」が始まる

大阪市の橋下市長が導入を目指している「学校選択制」について、予想される課題を議論する有識者の会議が始まりました。 「熟議」と名付けられた会議には、校長をはじめ、PTAの代表や学識経験者が出席しました。 学校選択制は、生徒や保護者が小中学校の学区を超えて、入りたい学校を選択できる制度で、生徒の獲得のために各学校が特色のある教育を行う効果があるとして、全国の約15%の自治体で採用されています。 しかし、実際には教育の内容ではなく、校舎が新しい学校や生徒が多い学校などに希望が集中し生徒の極端な増減を招くことから、全国で現在、見直しや廃止が相次いでいます。 26日の会議では「子供は実験材料ではない」などという意見や「学校が統廃合されるのではないか」などと懸念の声が相次ぎました。 この「熟議」は9月まで行われ、この夏新たに選ばれる新区長が議論を参考にして学校選択制を導入するかどうかを決めることになっています。

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