大阪維新の会が提出している教育基本条例案の本格的な審議が府議会で始まり、教育委員からは、条例案に強く反対する意見が相次いでいます。
教育基本条例案の審議は、7日午前10時から府議会の教育常任委員会で始まりました。
大阪維新の会が提出しているこの条例案では、知事が教育委員を罷免できるようにすることや、2回連続で最低評価を受けた教職員は免職の対象となることなどが規定されています。
教育委員は、条例が成立した場合は総辞職する方針を示していて、今日の審議でも反対の立場を明確にしました。
【教育委員・陰山英男氏】
「当初このこの条例案の内容を聞いた時には、激しい衝撃を受けた」
【教育委員・小河勝氏】
「実際の教育行政そのものが、ものすごく崩壊すると感じた」
一方、維新の会の議員からは「総辞職の方針を表明したことは政治介入だ」とする意見などが出され、議論は平行線をたどっています。
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