京都府亀岡市で、無免許の少年が運転する車が小学生の列に突っ込んだ事件で、事件前、少年を含む少なくとも8人のグループで車で走り回っていたことがわかりました。
8人の大半は無免許で、警察は、行動を共にしていた少年たちから事情を聴いています。
27日午前に行われた松村幸姫さん(26)の告別式。
松村さんは妊娠中で、会場の案内板には生まれてくるはずの子どもに付ける予定だった愛鈴ちゃんという名前も添えられていました。
事故で大けがをした長女の蒼愛ちゃん(6)が選んだ名前だったということです。
【松村さんの親戚】
「(夫は)『亡くなった妻の分まで』と。悲痛な気持ちに決まっているが、取り乱した状態もなかった」
午後からは、小谷真緒ちゃん(7)の告別式も行われました。
亡くなった2人のほかにも8人が重軽傷を負った今回の事件。
当時、無免許で運転していた18歳の少年と、同乗していた2人の少年が逮捕されています。
その後の捜査で、少年らは3日前の夜から車を借りていて、少なくとも8人のグループで2台の車に分乗して走り回っていたことがわかりました。
8人の大半は無免許で、一時は定員4人の車に6人が乗っていたということです。
運転していた少年は、「事件前夜は一晩中、寝ずに走り回った」と供述していて、警察は、事件前の状況について、行動を共にしていた少年たちからも事情を聴いています。
【安詳小の教頭】
「自分自身が本当に情けないと思っている本当にご迷惑をかけて申し訳ございませんでした」
深々と頭を下げる安詳小学校の教頭。
亡くなった松村さんの携帯電話の番号が、加害少年の親族に渡っていた問題で、情報を漏らしたのは松村さんの娘が通う小学校の教頭だったことがわかりました。
教頭は、少年のいとこの担任だったことがあり、その父親から「謝罪したいので連絡先を教えてほしい」と頼まれ、小学校の調査票を調べて教えたということです。
教頭は松村さんの家族に謝罪しました。
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