奈良市の男性職員が患者が支払った診療代などおよそ360万円を着服したとして、警察は27日市役所を家宅捜索しました。
奈良市によりますと病院事業課にいた男性職員(38)は去年5月からことし3月にかけ、市が運営する休日夜間応急診療所で患者が支払った診療代などおよそ360万円を着服したとされます。
男性職員は診療代などを回収し市の銀行口座に振り込む担当者でしたが、その一部を横領していました。
ことし4月、人事異動で後任の担当者が入金されている金額と日報に記載されている金額に差があることに気づき、事態が発覚しました。
奈良市は男性職員をきょう付けで懲戒解雇としました。市の調査に対し男性職員は「生活費に困っていた」と着服を認め、すでに全額を返還しています。
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