近畿地方の南部では、低気圧の影響で2日夜からあす未明にかけて激しい雨が降るとみられ、和歌山県の一部ではすでに避難勧告が出されています(2日午後7時現在)。
紀伊半島の南の海上を通過している低気圧の影響で、近畿地方の南部で強い雨が降っています。
去年9月の豪雨で大きな被害を受けた和歌山県那智勝浦町では、先月30日の降り始めからの雨量が310mmを超えました。
2日午後7時現在、町内全域に大雨警報が発表され、750世帯1580人に避難勧告が出されています。
【那智勝浦町・井関地区の自治会長】
「しょっちゅうやからもう辛い。車のない人たちは、だいたい避難させました」
【避難した住民】
「もうギブアップ。大変ですわ」
このほか和歌山県新宮市には大雨・洪水警報、和歌山県北山村と奈良県の十津川村、東吉野村、川上村、上北山村、御杖村にも大雨警報が発表されています
(2日午後7時現在)。
この影響で新宮市の国道168号線が通行止めになり、奈良県でも国道と県道の9ヵ所が通行できなくなっています。
また神戸市のハーバーランドでも、最大瞬間風速21mが観測され、屋外でビールを楽しむイベントが強風のため中止になりました。
近畿地方の南部では2日夜から3日未明にかけて激しい雨が降り続くとみられ、土砂災害や河川の氾濫に注意が必要です。
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