7日夜、徳島県阿波市で高校生の列に車が突っ込み、1年生の男子生徒が死亡、3人が重軽傷を負いました。
車を運転していた男は「考え事をしていた」と供述しています。
【事故に巻き込まれた生徒が通う高校の校長】
「(事故を報告を受けて)まずは『なんでうちの子が』というのが一番、赤澤君が亡くなったと報告を受けてまた『なんでなんだろう』と」
事故に巻き込まれた生徒4人が通う高校の校長は8日朝、沈痛な面持ちで取材に応えました。
7日午後9時半過ぎ、阿波市の市道で自転車で走っていた高校生4人に後ろから車が突っ込み、1年生の赤澤俊樹さんが死亡、一緒にいた3人も骨折などの重軽傷を負いました。
車を運転していたアルバイト店員・住釜涼容疑者(20)は「仕事の段取りなど考え事をしていて、運転に集中していなかった」と供述しています。
4人は部活を終え、いつもの道を通って帰宅しているところでした。
事故現場の市道は片側1車線、幅7mの道で、路側帯は狭く、ガードレールもありません。
さらに街灯も少なく、夜になると一帯が真暗になります。
【事故現場の近に住む人】
「学生が何回も事故に遭いそうになったから歩道を整備していると聞いた」
学校もこの道を通る生徒が多いことから、定期的に職員が立って安全指導を行ってきました。
【4人が通う高校の校長】
「通学路の再検討が必要であればやっていく」
現場にはブレーキ痕が残っていて、住釜容疑者は「衝突の直前まで気付かなかった」などと話しています。
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