大阪市交通局は、市バスの運転手の給与カットを軸として、地下鉄の運転士などの給与もカットする総額20億円の人件費削減案を労働組合に提示しました。
大阪市交通局と大阪交通労働組合は、午前11時半から職員の人件費削減に関する交渉を始めました。
橋下市長は、市のバス事業が28年連続赤字の中で運転手の給与が民間の平均より高いことには問題があるとみて、民間の最低水準にあわせるよう削減を求めていました。
しかし、これは市バス運転手の給与を約4割カットすることになり、生活への影響が大きいため、交通局は、地下鉄運転士などほかの職員の給与カットも含めた削減案をまとめました。
組合側は提示された総額20億円の人件費削減案に強く反発していて、交渉は難航が予想されます。
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