大阪市が運営する天王寺動物園の職員が、園内で迷子になった小学生を平手で叩いたとして停職処分を受けました。
停職10日の処分を受けたのは、天王寺動物園に飼育係として勤務する63歳の男性職員です。
大阪市によると職員はことし10月、遠足で来ていて迷子になった小学1年生の男子児童を勤務中に見つけ、一緒に引率の教師を探していました。
しかし途中で児童が泣くなどしたため、「おい、泣き止め!」と、怒鳴りつけました。
さらに児童の頭を平手で1回叩いたということです。
児童にケガはありませんでした。
天王寺動植物公園事務所の榊原安昭・飼育担当課長は取材に対し「抵抗できないお子さんを叩いたということは申し開きのできない重大な事だと認識しております」と話しています。
職員は、「自分の本来の業務に戻れず、焦ってやった。申し訳ないと思っている」と話しているということです。
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