福島県などから仕入れた牛肉の産地を偽装した疑いが強まったとして、警察は大阪市の精肉店の元店長の逮捕状を請求しました。
此花区のスーパー内にあった精肉店の60代の元店長は、ことし2月、福島県や宮城県などの被災地から仕入れた牛肉を鹿児島県産などと偽装し、販売目的で60パックを店頭に並べた疑いが持たれています。
警察によりますと元店長は牛肉の仕入れから販売までほぼ1人で行っていてこれまでの任意の調べに対し、「最初は福島県産と表示していたが売れなかった」と話しています。
東京電力・福島第一原発の事故のあと福島県産の牛肉は検査で問題がなくても値崩れしていて警察は元店長が牛肉を安く仕入れたものの売れないため産地を偽装したとみて不正競争防止法違反の疑いで逮捕状を請求しました。
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