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徳島県に「未来の乗り物」現る

徳島県が過疎化が進む地域に次世代の乗り物を導入しようとしています。 その乗り物は、わずか十数秒で変身するそうです。 徳島県南部に現れた1台の黄色いバス。 この「バス」を見た人たちは…。 【見た人は】 「すごい、次世代のいい乗り物だと思う」 【見た子どもは】 「うんとなあ、車体からなぁ、なぁ車輪が出てきた、かっこいいと思った」 「車輪が出てきてかっこいい」…?それがこの乗り物の真価だそうです。 先月、徳島県でこの乗り物の走行実験が深夜に行われました。 先ほどの黄色いバスがレールの上に乗ると…、車体から鉄道の車輪が出てきてタイヤが浮き上がります。 そしてそのまま列車になって走り去りました。 「変身」に掛かる時間はわずか十数秒。 これはJR北海道が開発を進める新しい乗り物「DMV」、日本語で言うと「2つの形の乗り物」です。 徳島県が、この「DMV」を県の南部を走るローカル線「阿佐海岸鉄道」に導入しようとしているのです。 【徳島県交通戦略課 坂本隆哉課長】 「「阿佐海岸鉄道」の路線は利用者の減少が続いていて、厳しい状況にある。 DMVの車両が従来の鉄道車両に比べてコストが安く済む」 徳島県と高知県の県境を走るこのローカル線は、地域の過疎化も進み経営状態が厳しくなっていて、高齢化が進む沿線住民にとって路線の存亡が大きな問題になっています。 【沿線に住む人は】 「路線が無くなったらここで終わり。無かったら病気になってもどこにも(どこの病院にも)行けない」 その中、通常の列車の7分の1程度の値段で購入でき、さらに燃費もいいためコストを抑えられるDMVは、ローカル線にとっては大きな魅力です。 また、列車・バスのどっちにでもなれるので…。 1)例えば駅から離れたところはバスとして回り…、車が渋滞するところは鉄道に変身。 そして駅からは再びバスとして移動すれば、乗り換えなしで目的地に行けたり…。 2)2つのローカル線の間をバスとして移動すれば、レールを敷かなくても一つの路線のように乗り

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