学校での授業や部活動中のスポーツ事故について考えるシンポジウムが、神戸市で開かれました。
このシンポジウムは学校の管理下で子どもを亡くした親たちで作る「学校事故・事件を語る会」が開いたものです。
今年は中学校で武道が必修化されたことを踏まえ、30年間で100件以上起きている柔道事故をテーマに議論が交わされました。
【柔道事故で息子が障害を負った小林恵子さん】
「死亡事故ゼロは目指せる。実現できる。変えなければいけないことを変える意思を持つこと。私はいつもこの言葉を心に刻みながら7年半がんばってきた」
また柔道事故の専門家は「実態を把握して原因を究明することで、事故は『仕方がないこと』ではなく解決できる問題になる」と話しました。
【「学校事故・事件を語る会」宮脇勝哉さん】
「スポーツ事故全体について現場でも多くの議論をして共有してもらう、事故事例を学ぶということを進めてほしい」
「語る会」は2か月に1度集会を開き、学校事故の被害者から相談を受け付けています。
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