年間平均160件の懲戒処分が行われている大阪市は、今後半年間の懲戒処分の件数を、従来に比べ半減させる異例の数値目標を設定しました。
大阪市では過去5年間、平均で年間160件の懲戒処分が行われ、覚醒剤使用や殺人未遂などの疑いで逮捕される職員も、年間およそ20人にのぼっています。
この状況を受け、大阪市は6日の戦略会議で6月から11月までの半年間の懲戒処分を、従来の半数にあたる40件以下に抑えるという数値目標を決めました。
【大阪市・橋下市長】
「数値を出すと、事案を発覚しないように隠す方向に行くから、数値目標を出すなという意見もあるが、僕は数値目標を出して、事案を隠した場合の方がむしろ厳罰にする。僕は隠すということが大嫌いなんで」
また、橋下市長は数値目標を達成できない場合、幹部全体で手当のカットなどの連帯責任をとらせる方針です。
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