コウノトリの野生復帰事業が進められている兵庫県豊岡市では、ことし最初のヒナの巣立ちが確認されました。
7日午前10時過ぎ、コウノトリのヒナが兵庫県豊岡市の戸島湿地にある人工の塔に作られた巣から巣立ちました。
このヒナは、放鳥された8歳のオスと11歳のメスから産まれた2羽のうちの1羽です。
ことし、自然界では豊岡市のほか、京都府京丹後市のあわせて7か所で15羽のヒナが育っていて、中には三世代目のヒナもいます。
戸島湿地を管理するNPOコウノトリ湿地ネット代表佐竹節夫さんは「巣立ちは一番感動します。三世誕生もそうですし、範囲が広がったのもそうですし、確実に新しい段階に野生復帰が入ったと実感している。」と話します。
巣立ったヒナは田んぼで親鳥と近づいたり離れたりしながらさっそく餌を探していました。
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