兵庫県豊岡市で飼育されているコウノトリのつがいが福井県へ貸し出され、兵庫県外では初めて繁殖を目指すことになりました。
豊岡市から福井県越前市へと貸し出されたのは14歳の雄と13歳の雌のコウノトリです。
豊岡市はコウノトリの繁殖に力を入れていますが、繁殖地が集中することで病気が蔓延した際絶滅の危機にさらされることが心配されていました。
そのため、コウノトリの飛来が度々確認されている越前市と協議し、今回の貸し出しが決まりました。
【飼育員】
「いかにこちらの技術ノウハウを向こうに伝えられるかどうかの新たな取り組みです」
狭い箱の中、およそ6時間かけて到着したつがいは野外に設けられたケージで疲れた羽を伸ばしていました。
【地元の人】
「すばらしいね、出た時に1歩2歩3歩、それから羽を広げるときのスタイル。やっぱりコウノトリですね、これでなければウソですよ」
このつがいは早ければ、来年春にも産卵やヒナの誕生が期待されているということです
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