先月、大阪市福島区の商店街で脱法ハーブを吸引し、ひき逃げしたとされる男を、大阪地検は「危険運転致傷罪」などで起訴しました。
脱法ハーブの吸引を理由に「危険運転罪」が適用されるのは、全国初です。
危険運転致傷罪などで起訴されたのは、大阪市平野区の塗装工・小泉武被告(22)です。
小泉被告は先月6日、福島区の商店街を車で暴走して女性にケガをさせるひき逃げ事件を起こし、自動車運転過失致傷などの疑いで逮捕されました。
その後の捜査で小泉被告は「脱法ハーブを吸って車を運転した。事件を覚えていない」などと話し、検察によるとこの脱法ハーブには大麻と似たような効果があるということです。
検察は「小泉被告が脱法ハーブを吸引したため、妄想や幻覚によって正常な運転が困難な状態だった」として、最高刑の重い危険運転致傷罪で起訴しました。
脱法ハーブの吸引を理由に「危険運転」が適用されるのは全国初です。
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