21日からの大雨で、和歌山市では広い範囲が水に浸かり住民の人たちは後片付けに追われています。
また、近畿各地で、がけ崩れなどの被害も出ています。
21日から降り続いた雨で、和歌山市では22日午前5時までの24時間の雨量が、6月の観測史上最大となる179ミリに。
この大雨で被害が。
和歌山市南部を流れる和田川周辺では広い範囲が冠水。
市によると川の氾濫はなかったものの、用水路などから水があふれたということです。
【住人】
「家の屋根が落ちてくるんじゃないか、と思ったぐらいたくさん(雨が)降った、(起きたら)琵琶湖のふちにいるみたいになっていた」
「畳は浮くし、便所は…(逆流した)」
和歌山市では午後4時現在で37棟の床上浸水と、86棟の床下浸水の被害が明らかになっています。
【記者レポート】
「午後になっても田んぼの水がひくことはなく、私の足首ぐらいまで水が残っています、となりの作物も水に浸かったままです」
天気が回復した後も、田んぼや畑の間を走る道は、境目がわからないままです。
【帰宅途中の中学生】
「どぶ(側溝)に落ちました、道と田んぼの境目が分からなくて落ちました」
(Qこんなに溢れることは今まであった?)
「ない、見たことないです」
水が引くのを待つしかない住人。
徐々に水位は下がっていますが、完全に引くはっきりとしためどは立っていません。
【記者レポート】
「国土交通省のポンプ車がこちらに来て用水路の水を川に排水する作業をしています」
和歌山県の要請で、国土交通省はポンプ車15台などを冠水地帯に配備し、復旧を急いでいます。
また、和田川に沿って走る和歌山電鉄貴志川線にも被害がでました。
竈山駅付近の線路が冠水したほか、一部の線路の枕木が流出。
上下線の列車あわせて58本が運休となり、およそ3500人に影響が出ましたが午後4時過ぎに運転が再開さました。
【和歌山電鉄】
「自然が相手ですんで、山際川際を走っているので、しかたないところもあるが、お客様に対してご迷惑かけ
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