夏本番に向けて、徳島県小松島市では、打上げ花火づくりが行われています。
西日本一の打上げ花火の産地として知られる小松島市の作業場では、夜空で色とりどりの輝きを放つ「星」と呼ばれる火薬を、おわん型の容器に並べていきます。
並べた火薬の中心に光を大きく広げる割薬を入れ、おわん二つを合わせて丸い花火にします。
そして、木の棒を使って、火薬が隙間なく詰まるよう叩いたあと、天日干しします。
花火は直径約10センチのものが中心で、板の上でコロコロ転がして、シワを伸ばしながら梅雨の晴れ間に乾燥させていきます。
7月中旬までには約4万個を準備し、夏祭りでは夜空に光の花々を咲かせます。
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