福井県の関西電力大飯原発の電力を送り出す施設で、漏電が起きたことを示す警報が作動しました。
警報が作動したのは大飯原発3号機の「高圧送電線開閉所」と呼ばれる施設で、27日午前4時すぎ、発電所と送電線をつなぐ遮断機を制御する電源が、一時的に地面などに漏電したことを示すランプが点灯しました。
開閉所は、原発から電力を送り出したり外部から電源を受けたりする施設で、関西電力が確認したところ、火災や焦げ跡などは確認されませんでした。
また、遮断機能などにも異常はなかったことから、およそ1時間後に警報は解除されました。
大飯原発では現在、再稼動に向けて準備が進められていますが、作業への影響はなく、法令に基づくトラブルにも該当しないということです。
関西電力は、結露などが漏電の原因とみて調べています。
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