関西電力の株主総会が27日朝から開かれて、筆頭株主である大阪市の橋下市長はも出席し、この後「速やかな原発の全廃」という提案への賛同を求める予定です。
会場には、脱原発や大飯原発の再稼働の反対を訴える市民団体が集まり、騒然とする中、今も株主総会が続いています。
株主総会には、これまでで最も多い3673人の株主が出席しました。
【記者】
「市長、おはようございます、3分間(の質問時間は)短いですが、何を伝えますか?」
【大阪市・橋下市長】
(無言で会場に入る)
また、筆頭株主で「速やかな原子力発電所の全廃」を提案した大阪市の橋下市長のほか、神戸市の矢田市長、京都市の門川市長も参加しています。
【京都市・門川市長】
「脱原発依存社会をできるだけ早期に実現するために、経営方針の大転換を図りたい」
総会で、関西電力の八木社長は「原子力発電の信頼回復に取り組む」と話し、原子力の必要性をあらためて訴えました。
【関西電力・八木社長】
「原子力発電および原子燃料サイクルは、今後も我が国において重要」
株主総会は7時間近くかかる見通しで、大阪市が提案した「脱原発議案」は、夕方ごろに採決される見込みです。
※情報は、午前11時30分現在のものです。
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