身元引受人のいない死亡者の遺留品を保管する業務に携わっていた大阪市の職員が、その遺留品からキャッシュカードを盗んで現金を引き出したとして逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、住吉区役所保健福祉課の田中身延容疑者(55)です。
警察によりますと田中容疑者は、身元引受人がいない死亡者の遺留品を保管する担当でしたが、ことし1月、死亡した70歳代の男性のキャッシュカードを区役所の倉庫から盗み、現金数十万円を引き出した疑いがもたれています。
田中容疑者は犯行後、カードを倉庫に戻していましたが、後日、遺留品を取りに来た男性の親族が死亡後に現金が引き出されているのに気づき、事件が発覚しました。
【住吉区役所・生活支援担当課長】
「複数で対応してなかったことが事件を起こしたと思うので、早急に改善を計りたい」
田中容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。
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