経済産業省原子力安全・保安院は、福井県の関西電力美浜原子力発電所など3ヵ所について、敷地内の断層の状況調査を検討する必要があるとの見解を示しました。
ことし4月、福井県の敦賀原発で専門家の調査が行われ、単独では動かない「破砕帯」と呼ばれる軟弱な断層が、近くの「活断層」に連動して大きく動くおそれが指摘されました。
福井県の美浜原発・高浜原発・高速増殖炉もんじゅの3ヵ所の敷地内にも「破砕帯」が走っていますが、これまでは動かないものとみられていました。
今回の指摘を受けて保安院は、これら3ヵ所の破砕帯についても検討を進め、今後、調査するかどうかを正式に決める方針です。
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