大阪市内の病院で、15人分の致死量にあたる筋し緩剤がなくなったことがわかりました。
病院は法律で定められた金庫の施錠をしていませんでした。
今月7日、北野病院の麻酔科で薬剤の在庫確認をした際、筋し緩剤・「エスラックス」の不足が判明しました。
なくなったエスラックスは50mgの瓶5本分で、およそ15人分の致死量にあたります。
エスラックスは毒薬に指定され、薬事法で金庫の施錠が定められていますが病院などによりますと、手術で頻繁に使うため、日常的に鍵を開けていたということです。
病院は誤って廃棄した恐れが強く、現在は施錠など管理を徹底していると説明しています。
警察は施錠を怠った薬事法違反の疑いなどで調べる方針です。
↧