滋賀県大津市でのいじめ問題を受けて、奈良県は中学生と高校生にいじめの実態を把握する調査を行うことを明らかにしました。
奈良県教育委員会によりますと、調査は県内すべての中学生と高校生を対象に夏休み明けの来月下旬から9月にかけてアンケート形式で行います。
奈良県では2010年度のいじめの認知件数が335件で、6年前の3分の1にまで減少していますが、教育委員会はすべて把握しきれていない可能性もあるとしています。
【奈良県・荒井知事】
「自殺に結び付かないから大丈夫ではなしに、結びつくようなイジメ・暴力行為があるかないか、報告文化が醸成されるように期待してます」
今後、県と各学校長らは具体的な調査内容を協議するとして、9月下旬には調査結果を公表する方針です。
↧