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患者は全国で推定100万人 『化学物質過敏症』に悩む女性

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化学物質に触れると吐き気などの症状が出る『化学物質過敏症』の患者は、全国で100万人にのぼるといわれています。 病気に悩む滋賀県の女性は「見た目にわかりづらいが、その辛さを知ってほしい」と訴えます。 【伊藤容子さん】 「私が体調を落としているのかもしれないですけど、いつもはマスクはいらないです。ちょっとヒリヒリしているから…やっぱりマスクをすると楽です」 滋賀県彦根市に住む伊藤容子さん(49)は、日常生活で頭痛や吐き気などを感じることがあります。 体を苦しめるのは、『化学物質過敏症』です。 ペンキや農薬、排気ガスなどに含まれる化学物質に体が反応し、体調不良を引き起こす病気で、患者は全国で推定100万人にのぼると言われています。 【ふくずみアレルギー科・吹角隆之 院長】 「(化学物質を)大量に急に曝露した時と、低濃度のものをずっと浴び続けた時と、2種類の発症の仕方があって、ひどい場合はうつ病、記憶力が落ちるとか、寝たきりになるとか」 伊藤さんが化学物質過敏症を発症したのは、3年前でした。 パート職員として、ホテルの一室にある事務所で働き始めた時、狭い部屋には窓がなく、ペンキの臭いが充満していたといいます。 【伊藤さん】 「のどがイガイガして、鼻もヒリヒリして、目もヒリヒリして、タンが出るようになって…。強烈な臭いがそこにはこもっていました」 体調の異変を感じ、ホテルに「空気測定をして欲しい」と訴えた伊藤さん。 しかし、すぐに対応されることはなく、ホテル側は2週間後に伊藤さんの職場を別の部屋に変えました。 伊藤さんの体調はそれ以上悪化しませんでしたが、その後、突然不調を感じる過敏症の症状が残りました。 『化学物質過敏症』は、原因となる物質が目に見えず、症状も人それぞれ異なるため、有効な治療法は確立していません。 【伊藤さん】 「見かけに分からないので気のせいや、と言われたりしますし。気持ち悪くても症状が悪化していると思っていても、うるさがられるし分かってもらえないので黙って、寂しいなって、しょう

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