大阪府摂津市で追突事故を起こし、5人にケガをさせた中学校の非常勤講師の男の血液から、脱法ハーブの成分が検出されました。
危険運転致傷の疑いで逮捕されたのは、茨木市立北中学校の非常勤講師・西口馨容疑者(25)です。
ことし5月、摂津市千里丘5丁目の府道で、西口容疑者が運転する乗用車が信号待ちをしていた車2台に追突しました。
【記者レポート】
「西口容疑者が運転していた車は、信号待ちをして停車していた2台の車の横をすり抜けようとしましたが衝突し、先頭の車が歩行者を巻き込みました」
この事故で、10代から30代の男性5人と、西口容疑者の合わせて6人がケガをしました。
当時、西口容疑者の車に同乗していた知人男性が「西口容疑者は正常ではなかった」と話していて、警察はこの男性から少量の植物片の提出を受けました。
そして、この植物片と西口容疑者の血液を鑑定したところ、同じ脱法ハーブの成分が検出されたため、警察は19日、西口容疑者を逮捕しました。
【中学校の校長】
「一番最初に心配したのは、『飲酒運転などの不祥事で、そういったものはないか?』と聞いたら、(西口容疑者は)『ない』と答えた。あり得ないと思っていたが、実際に起こってしまった。残念なのが正直な気持ち」
調べに対し西口容疑者は「脱法ハーブを吸っていたことは間違いない」と話す一方、「事故のことは覚えていない」と容疑を否認しています。
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