兵庫県明石市の花火大会で、258人が死傷した歩道橋事故から21日で11年が経ちました。現場には遺族が集まり、犠牲者を追悼しました。
事故が起きたとされる午後8時45分、明石市の大蔵海岸に通じる歩道橋には事故で家族を亡くした人たちが集まり、慰霊碑に手を合わせました。
11年前、花火大会の会場へのメインルートだった歩道橋は異常な混雑となり、多くの人が転倒して11人が死亡・247人がけがをしました。
11年経った今も、事故の刑事責任を問う裁判が続いています。
【次男を亡くした下村誠治さん】
「子供たちを助けられなかったので。現場に一緒にいて。ここへ来ると、謝ることしかできない。ただ、11人には『ごめんなさい』の繰り返しなんです」
裁判は11月に結審し、判決は来年言い渡される見通しです。
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