東日本大震災の被災地の支援を続けようと、神戸の商店主たちが名物「そばめし」を使った新メニューを考え出しました。
ソースのこうばしい香りが魅力の「そばめし」。
神戸市長田区の名物グルメが、新しく生まれ変わりました。
【屋台の女性】
「たこそばめし、いかがですか~」
「そばめし」に加わったのは、宮城県南三陸町の特産・ミズダコ。
東日本大震災の被災地を支援しようと、仕入れたものです。
『たこそばめし』を考え出したのは、商店街の店主・伊東正和さんたちでした。
南三陸町に何度も足を運び、阪神・淡路大震災の経験を伝えてきた伊東さん。
募金活動も行って、仮設商店街を支援してきました。
しかし、最近は募金が集まりにくくなってきたといいます。
【長田大正筋商店街・伊東正和さん】
「17年前に阪神・淡路大震災を経験して、被災者は復興まで時間がかかるんですよね。継続していく支援がどうやったらできるかなと」
そこで考えた秘策が『たこそばめし』。
南三陸町と長田の名物を一緒に販売し、売り上げの一部を東北に寄付しようというのです。
【食べた男性】
「タコが歯ごたえがあっておいしい」
早速、南三陸町の人からメールが届きました。
【南三陸町から届いたメール】
「必ずやヒットすることと思います。私たちもギアチェンジし、またまた頑張ってまいります」
【伊東さん】
「17年前を振り返って、東北の方々と一緒にもう一回頑張ろうと」
二つの被災地をつなぐ『たこそばめし』は、商店街のイベントなどで販売されます。
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