大阪府警の元刑事課長らが、紛失した証拠品のタバコの吸い殻を捏造した罪に問われた裁判で、大阪地方裁判所は元刑事課長らに有罪判決を言い渡しました。
証拠隠滅の罪で判決を受けたのは、大阪府福島警察署の元刑事課長・前渕敏治被告(55)と、元係長の稲原孝被告(45)です。
判決によりますと前渕被告は、9年前に起きた強盗強姦事件の証拠品のタバコの吸い殻が無くなっていたことから無関係の吸い殻を証拠品とし、稲原被告に命じて保管させました。
判決で大阪地裁は、「捜査の信頼を失いかねない犯行で、責任は重い」と指摘。
そのうえで、犯行を主導した前渕被告に懲役4ヵ月・執行猶予2年、稲原被告に罰金20万円の有罪判決を言い渡しました。
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