業績悪化が続く大手家電メーカーのシャープは、創業以来最大規模の国内外で5000人のリストラを今年度中に行うと発表しました。
シャープは2日、液晶テレビや太陽電池事業などの不振で、今年4月から6月の決算が1384億円の赤字になったと発表しました。
そして、今年度中に人件費など1000億円を削減するため、国内と海外の従業員5000人を早期退職の募集などでリストラするとしました。
5000人の削減は創業以来最大規模になります。
【シャープ・藤本俊彦 取締役】
「厳しい競争にさらされている。社員一人一人が従来思考ではなく、新しいものさしで仕事に取り組まないと復活はない」
シャープは今年度の業績見通しについて、当初300億円の赤字としていましたが、リストラなどにかかる費用を含めると2500億円の赤字になると下方修正しています。
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