和歌山県警の科学捜査研究所の男性研究員が、鑑定資料を偽造していたとして県警が捜査していることがわかりました。
和歌山県警によると、化学を専門とする男性主任研究員(49)は麻薬などの薬物やひき逃げ事件の車の塗装の鑑定作業を担当していました。
しかし、おととし5月からことし6月にかけて7つの事件で、所長の決裁を受けずに独断で鑑定書を出したり、鑑定経過を示す資料を過去のものに差し替えて決裁を受けていたということです。
内部調査に対し、主任研究員は「鑑定はやったが、資料の見栄えが悪いので過去にやったきれいな資料に差し替えた」と話しているということです。
和歌山県警は、「鑑定結果は変わらない」としていますが、主任研究員を自宅待機処分とするとともに、虚偽公文書作成などの疑いで捜査しています。
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