阪神淡路大震災後のガレキ処理にあたった男性が、アスベストを吸い中皮腫を発症したとして労災認定を受けていたことがわかりました。
宝塚市に住む男性(当時65)は阪神淡路大震災の後、アルバイトで倒壊した家屋のガレキ処理に2カ月間あたりました。
男性はアスベスト特有の中皮腫を発症し「当時のガレキ処理で吸い込んだアスベストが原因だ」として労災の認定を求めていました。
男性は去年10月に死亡し、労働基準監督署は今月15日に労災を認めたということです。
【男性の妻】
「主人のように2か月足らず、そういう現場にいたことがきっかけで、中皮腫を発症したということを皆さんに認識していただいて、自分のことを守っていただけたら」
中皮腫は潜伏期間が長く、今後も発症者が増えることが懸念されます。
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