大阪府は「子どもを性犯罪から守る条例」の施行を前に、出所者の社会復帰を支援する「支援員」の研修会を開きました。
今年3月、大阪府は子どもに対する性犯罪で服役した人が、出所後、府内に住む場合に住所などの届け出を義務付ける「子どもを性犯罪から守る条例」を、全国で初めて制定しました。
条例では、性犯罪の再発防止に向けて大阪府が委嘱する「社会復帰支援員」が、出所者の相談を受けることも定められています。
10日は支援員になる人たちの研修会が開かれ、臨床心理士などの資格を持つ3人が、犯罪心理学の講義などを受けました。
条例は来月1日に施行され、大阪府の担当者は「条例をきっかけに子どもが性犯罪の被害にあわない社会づくりに努める」と話しています。
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