運転手がバスを運転中に携帯電話を使用し、事故を起こしたことを大阪市営バスが公表しなかった問題で、市の交通局は、バス部門のトップを更迭する方針を示しました。
先月29日、JR大阪駅近くの交差点で、回送中の市営バスとワゴン車が接触し、ワゴン車の3人が軽いケガをしました。
交通局の調査で、バスの男性運転手(49)は、信号待ちした際に携帯電話で通話して、その直後に事故を起こしたことや、シートベルトを着けていないことが分かりました。
交通局は、ドライブレコーダーで事実を確認しましたが、軽い事故として処理し公表しませんでした。
【大阪市交通局 藤本昌信局長】
交通局のバススタッフとして、重大な事項であるという認識を持ち合わせていなかった。
本来即時公表に値する事案であったと考えます。
交通局長は、事故の対応をしたバス部門のトップにあたる自動車部長を更迭する方針を決めました。
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