南海トラフ巨大地震のメカニズムを調査する探査船「ちきゅう」の報告を、市民たちが聞くイベントが和歌山県新宮市で開かれました。
イベントには新宮市の市民らおよそ350人が参加しました。
南海トラフ巨大地震が発生するメカニズムの解明などに向け、探査船「ちきゅう」は現在、新宮市の沖合い37キロの地点で海底のプレートの掘削調査を行っています。
イベント会場では、「ちきゅう」の様子がインターネット中継で映し出され、研究者からは調査の報告が行われました。
【「ちきゅう」の研究者】
「今は地震を発生させた断層を堀り抜こうとしていて、今年は断層までは到達しないが、海底下3600メートルまで掘り進める予定です」
【参加した子ども】
「いろんなことを質問して教えてくれたので分かり易かった」
「自分でも地震の発生する原理とかを調べてみたい」
「ちきゅう」の新宮沖での調査は来年の1月半ばまで行われる予定です。
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