兵庫県尼崎市で去年11月、女性の遺体をドラム缶に入れ遺棄した罪などで起訴された女らが、ほかの知人を殺害した疑いが浮上し、警察が捜査に乗り出しました。
尼崎市内の住宅では、警察が殺人容疑での捜索を行っています。
住宅はシートで覆われて中を見ることはできませんが、多くの捜査員が集まっています。
捜索の発端となったのは、去年11月に尼崎市の貸倉庫から大江和子さん(当時66歳)の遺体がドラム缶に入った状態で見つかった事件です。
知人の角田美代子被告(64)と、大江さんの娘や知人など男女5人が、死体遺棄などの罪で起訴されています。
角田被告の周辺には大江さんのほかにも数人の行方不明者がいて、今年6月までにそれぞれの家族が警察に届け出ていました。
その後、「数人の遺体が尼崎市内の住宅にあると聞いたことがある」と関係者が証言したことなどから、警察は13日、角田被告の知人が住んでいたこの住宅の捜索に踏み切りました。
警察はこの住宅を詳しく調べるなどして、全容解明を進める方針です。
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