兵庫県川西市で自殺した男子高校生がいじめを受けていた問題で、市の第三者機関が遺族の申立てを受け調査を始めることを正式に決定しました。
先月自殺した川西市の高校2年の男子生徒(17)は、同級生から「虫」や「菌」と呼ばれるなどいじめを受けていたことがわかっています。
男子生徒の両親は、自殺後も学校から十分な説明が無かったとして、市の第三者機関・「子どもの人権オンブズパーソン」に事実関係の調査を申し立てていました。
オンブズパーソンは両親から8回にわたって事情を聴いたうえで男子生徒の権利が十分保護されていなかった恐れがあるなどと判断し、調査を行うことを正式に決定しました。
調査はいじめの実態だけでなく学校の対応についても行われることになります。
男子生徒の父親は「事実を明らかにしたうえで再発防止に生かしてほしい」と話しています。
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