奈良の東大寺・正倉院の宝物が年に一度公開される「正倉院展」が、奈良国立博物館で開かれています。
18年ぶりの出品となる「瑠璃坏(るりのつき)」。
コバルトブルーに輝くガラスに輪の装飾が施され、銀製の脚には細やかな彫刻が刻まれています。
ことしで64回目となる正倉院展には、天平時代を中心に初出展9点を含む、64の宝物が展示されています。
こちらは、聖武天皇が愛用した「螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)」。
背面には、紫檀の地に螺鈿細工で花や鳥が描かれています。
このほか、双六盤やサイコロといった遊具など、天平時代の華やかな宮廷生活を想像させる名宝が並びます。
正倉院展は、今月12日まで、奈良市の奈良国立博物館で開かれます。
↧