大阪市教育委員会は、来年度から「英語教育を小学1年生から始める」方針を固めました。
中学を卒業する頃に、英検準1級の語学力をつけるのが目標です。
【大阪市・橋下徹 市長】
「英語だけは相当に政治的なエネルギーを注ぎ込まないと、ほどほどのレベルでは話にならない。やるならとことんやる」
6日に開かれた大阪市の教育計画検討会議。
そこで示された来年度の計画案に盛り込まれていたのは、「英語教育を小学1年生から始める」という方針でした。
英語教育の強化は、子供のコミュニケーション能力の向上をめざす橋下市長肝いりの政策です。
大阪市の計画案では、小学校卒業時に英検5級から3級、中学卒業時には英検2級から準1級をめざすとしています。
【保護者】
「幼稚園児の子どもを英語教室に入れたいと思っているが、小学校の授業でやってくれたら親の負担が減る」
(Q:目標の設定は?)
「ちょっと目標が高いかなと思う」
【保護者】
「授業の範囲内で楽しくやってくれる分には構わない。できないから云々とか、点数これくらいとか、そういうのはかなわないと思う」
英語指導の専門家は…。
【ECC総合教育研究所・河野好彦 リーダー】
「小学6年生で英検3級は現実的な目標。中学3年生で準1級はかなりチャレンジング(挑戦的)な目標と感じます。相当難しい。ほとんどの大学生が受からないレベル」
今回の計画…、小学校では『フォニックス』という学習法を授業に活用するとしています。
大阪市北区のインターナショナルスクールでは、すでに園児が『フォニックス』で英語を学んでいます。
『フォニックス』とは、「綴り」と「発音」を関連付けて単語の読み方を覚える学習法。
「PHEASANT(鳥のキジ)」、読めますか?
【記者】
「本当に読めないです」
【園児たち】
「PHEA・SA・N・T」
子供達は難しい単語も正しく発音していました。
【キンダーキッズ・坂本陽子 スクールマネージャー】
「聞く、話すはフォニックスに直結してい
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