ことし6月、大阪・ミナミで男女2人が殺害された通り魔事件で、逮捕された男について大阪地方検察庁は刑事責任能力があると判断し、7日午後にも殺人罪で起訴する方針を固めました。
無職の礒飛京三容疑者(37)は、ことし6月、大阪ミナミで南野信吾さん(42)と佐々木トシさん(66)を包丁で執拗に刺して殺害した疑いがもたれています。
礒飛容疑者は逮捕当時、「自殺するために包丁を買った」と話していましたが、その後、「幻聴のまま包丁を買った」と供述するなど内容が一貫しておらず、大阪地検が精神鑑定を行っていました。
捜査関係者によりますと、責任能力に問題はないという結果が出たということで、大阪地検は8日午後にも殺人罪で起訴する方針を固めました。
礒飛容疑者は2人を刺したことは認めているものの、当時は幻聴が聞こえたといまも話しているということです。
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